下部に生息する天然ホタルの紹介

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『ホタルが舞う条件と鑑賞マナー』

■ホタルが多く見られる条件

・曇っていて(月あかりがない)
・蒸し暑くて
・風のない
・夜8時〜9時頃(この時間帯が最も出ます)

ホタルは、たくさんいるからと言って、暗い時であれば必ず舞っているのかというと、決してそうではありません。ホタルはなぜ光りながら舞うのでしょうか?それは、結婚相手を探すためです。
ですから、自分の光があまり目立たないような明るい夜や飛びにくい気温が寒い日、または風が強かったりする日は飛ぶ姿はあまり見ることはできません。また、激しい雨が降る日なども、葉っぱの陰に隠れてしまいますので、ほとんどのホタルは飛ぶことはありません。

■ホタルを鑑賞する時のマナー

・懐中電灯などで照らさないでください
・フラッシュをたいて、写真を撮らないでください
・捕まえて、連れて帰らないでください
・絶対に川や田んぼにタバコなどを捨てないでください

自然繁殖したホタルのありのままの姿を楽しみましょう。少数の無神経な人の行動が多くの人達に迷惑をかけることになります。そして、誰よりもホタルにとって、大きな大きな迷惑となるのです。
ホタルは闇の中でこそ輝く生物です。そして、闇の中で輝くからこそ人々を惹きつけるのです。ライトで照らしたり、フラッシュをたいたりしますと、ホタルは驚いて草の中に隠れてしまいます。
ホタルは水と土の中で長い期間を過ごし、成虫となって空を飛べるのは、わずかに1〜2週間だけです。本当にホタルが好きで、ホタルを大事にしていくのでしたら、 このホタルが飛び交う美しい自然を残していきましょう。
ホタルを採取したり、川を汚したりという行為は、絶対にしないようにしましょう。